塩素の毒性と塩素の抜き方

概要

水道水には塩素が含まれています。そして、塩素は淡水魚(川魚)にとって有毒とされています。このページでは、淡水魚(川魚)への塩素の毒性ついて解説します。また、有毒とされると塩素(カルキ)を水道水から抜く方法(抜き方)についても解説します。塩素(カルキ)の抜き方に関しては、このページでは自然に抜けるのを待つ方法について重点的に解説します。

淡水魚への塩素の毒性

水道水には塩素が入っています。法律では水道の蛇口から出てきた水1リットル当たり0.1mg以上の塩素が含まれていなければならないということになっています。塩素は魚をはじめとする生物にとっては有毒のため、塩素(カルキ)を抜いてから使わないとけないというのが基本です。経験的にも、塩素は魚にとっては有毒らしいということがわかります。

フナやコイ,キンギョ,モツゴ,ドジョウといった丈夫な魚であっても、水道水に含まれている程度の塩素で魚が死ぬ場合があります。これらの魚の場合、10分程度のように短時間であれば問題ないことが多いようです。シロヒレタビラをはじめとするタナゴ類やカマツカ,コウライモロコなどの魚では、塩素への耐性が低いらしく、短時間でも死ぬ場合があります。このことから、塩素は魚に悪影響を及ぼすと考えられるため、水道水は塩素(カルキ)を抜いてから使わなければなりません。

塩素(カルキ)の抜き方

塩素(カルキ)を抜く方法には、市販のカルキ抜きを使用する方法と、自然に抜けるのを待つ方法があります。市販のカルキ抜きを使う場合は、使用方法に書かれている規定の量を水道水に混ぜるだけです。自然に抜けるのを待つ場合は、何かしらの入れ物に水道水を入れて置いておきます。太陽光に当てると1日程度で塩素(カルキ)が抜けるようです。日陰やあまり太陽光が当たらない場所であれば、夏期は2日,冬季は3日以上,さらにシロヒレタビラをはじめとするタナゴ類やカマツカ,コウライモロコなどの塩素に弱い魚の場合は冬季は4日以上置いておいた方がいいようです。フナやコイのように丈夫な魚の場合は、日陰やあまり太陽光が当たらない場所に置いていた場合でも夏期で1日、冬季で2日で特に問題ないことが多いようです。なお、太陽光が当たる場所に置いている場合は、透明や半透明の入れ物を使用していると、入れ物がレンズの役割を果たし火災の原因になる場合があるため注意が必要である。

カルキはペットボトルのように入り口が狭いとなかなか抜けません。水槽のように入り口が広いと比較的早く抜けます。すなわち、空気と接している水面の面積が広い方が早くカルキが抜けます。また、水の量に対して入り口が広い方が早く抜けます。よって、縦長の入れ物に入れるよりも横長の入れ物に入れる方が早く抜けます。

入口の大きさと塩素(カルキ)の抜け方について
関連項目