淡水魚の病気

概要

淡水魚の病気にはいろいろなものがあります。病気といっても魚の体の表面に異変が現れるといった外面的にわかるものや、体の表面には異変が現れない内面的なものまであります。外面的にわかるものは、基本的に寄生虫が付着するというものである。ここでは、外面的にわかる有名な病気である白点病,水カビ病,尾ぐされ病,イカリムシについて簡単に書いておきます。なお、病気の治療方法については、淡水魚の病気の治療方法をお読みください。

白点病

魚の体や鰭に小さな白い点がつきます。この点1つ1つが白点病の病原菌である。追星と判別がしにくいかもしれませんが、追星が基本的に鰓蓋や胸鰭にしか出ないのに対し、白点病は鰭を含む全身に出ることが多いため、これによって判別します。

水カビ病

魚の体から綿のようなものが生えてきます。初期の段階だと分かりにくいかもしれませんが、ある程度の段階になると見ると明らかに綿のようなものが生えているのがわかるようになります。

尾ぐされ病

鰭が溶けるようになくなっていきます。ある程度の段階になると明らかに鰭がなくなってくるので見るとわかるようになります。病気が完治すると、基本的に鰭は再生しますが、鰭の付け根までなくなると再生しない場合があります。

イカリムシ

魚の体から棒状の物体が生えてきます。頭が錨のような形をしているためこの名がついています。成長すると長さが1cmくらいになるため、ある程度成長した個体であれば、寄生しているのが明らかにわかるようになります。

その他

一般的に魚は、病気になったなどのように体調がよくないときは、通常は開いている鰭(特に背鰭)を常に閉じ気味にしているという傾向があります。タナゴ類やキンギョは特にこれがわかりやすい傾向があります。このような場合は注意が必要です。

関連項目