クワガタムシやカブトムシを飼育していると、使用済みの昆虫マットや割り出し後の朽木などの不要物が出てくるかと思います。それらを少しでも減らすためには使えるものはリサイクル(再利用)をする必要があります。クワガタの幼虫が食べた後の昆虫マットやカブトムシの幼虫の糞,劣化して交換時期がきた昆虫マット,クワガタの幼虫を割り出した後の朽木など、不要となった昆虫マットや朽木のリサイクル(再利用)の方法について解説します。
クワガタの幼虫が食べた後のマットは、カブトムシの幼虫のエサ用マットとして使うことができます。カブトムシの幼虫は比較的分解の進んだマットを好むため、これでもカブトムシの幼虫は十分に大きくなります。また、マット交換したものの、すぐにサナギになってしまいあまり食べていないマットは、カブトムシの幼虫のエサ以外にも、クワガタの成虫の飼育用マットとしても使うことができます。
カブトムシの幼虫の糞は、植物の肥料として使えます。カブトムシの幼虫の糞を土に混ぜるだけです。植物を育てていなくて処理に困る場合は、単に土に埋めるだけで自然に還っていきます。
カブトムシの幼虫にやや粗めの昆虫マットや分解があまり進んでいないマットを与えた場合、その全てを分解することができずに一部を未消化の状態で糞として排出してしまいます。そのため、これらの糞をすりつぶしてマット状に戻すと再びエサとして使うことができます。なお、この方法を使ってカブトムシの幼虫が大きく育たなかったなど何かしら不都合や問題が生じたとしても当研究所では責任は持てません。ちなみに、当研究所の実績では、特に問題は出ておりません。
劣化してドロドロになったマットは植物の肥料に使うことができます。マットを土に混ぜるだけです。なお、植物を育てていなくて処理に困る場合は、単に土に埋めるだけで自然に還っていきます。
クワガタに産卵させるときに朽木を使って行った場合、幼虫の割り出しを行う必要があります。クワガタの幼虫を割り出した後の朽木は特に使い道がなくなります。これらの朽木はカブトムシの幼虫を飼育している場合には、カブトムシの幼虫を飼育しているケースのマット内に埋めておきます。これらの朽木はカブトムシの幼虫のエサとなります。なお、朽木が乾燥している場合はよく湿らせてからマットに埋めるようにします。