クワガタムシの種類

ヒラタクワガタ

体色は黒色で、メスと小型のオスはツヤがあります。性格は憶病で、樹皮のめくれなどに隠れています。比較的湿気の多い場所と温暖な場所を好みます。オスの大顎には付け根から3分の1付近に1つの歯があり、大型個体ではさらにそこから先端側に小突起があります。

コクワガタ

クワガタムシの中で最も数が多く、低地から山地まで生息し、住宅街に残された小さな林にも生息しています。体色は黒っぽい個体が多いが、赤褐色の個体もいます。オスは大顎の真ん中よりやや先端側に1個の歯があるが、小型個体では消失します。

オオクワガタ

性格はとても憶病で、危険を感じるとすぐに穴に入ってしまう。沖縄県を除く46都道府県に生息するとされている。主に自然が多く残った山に生息しているらしい。

スジクワガタ

やや涼しい場所を好むため、やや標高の高い場所に多く、主に山地に生息しています。オスの大顎には、真ん中より先端側に大型個体では2個の歯が、小型個体では1個の歯があります。また、メスと小型のオスの羽には細い線状のスジがあります。

ネブトクワガタ

主に山に生息しています。体色は黒色で、オスの大顎には2つの歯があります。羽にはオス,メスに関係なく太くて明確な線状のスジがあります。

アカアシクワガタ

名前の通り足が赤いクワガタである。標高の高い場所を好み、関東より西では主に標高500m以上の場所に生息しているようである。

ノコギリクワガタ

比較的湿気の多い場所を好む。体色は赤褐色が多いが、黒褐色の個体もいます。羽化は基本的に晩夏~秋に行われ、そのまま蛹室で越冬して翌年初夏に活動するとされています。オスの大顎は体長によって形が大きく変化します。

ミヤマクワガタ

やや涼しい環境を好み、関東より西では一般的に標高200m以上の場所に生息します。体色は黒褐色であるが、金色の毛が生えているため黄土色のように見えます。羽化は基本的に晩夏~秋に行われ、そのまま蛹室で越冬して翌年初夏に活動するとされています。オスの大顎は体長によって形が大きく変化します。また、幼虫時代の気温によっても大顎の形が変化するとされています。

関連項目