Q&A クワガタ・カブトムシ編

飼育に関する質問

Q:クワガタの幼虫がマットの上に出てきてしまいます。

A:酸欠やマットが発酵して熱を出している,マットを食べつくした,マットが劣化している,マットが乾燥しすぎている、といった可能性が考えられます。その他、幼虫自体に何らかの問題が発生している可能性もあり、飼育場所やマットなどの条件が同じにもかかわらず、特定の個体のみマットの上に出てきていて、それらの個体が相対的に小さい場合は幼虫自体に何らかの問題が発生している可能性が考えられます。

Q:カブトムシの幼虫が全て消えてしまいました。

A:おそらくマットが幼虫に合っていなくてエサを食べることができなくて死んでしまったものと思われます。カブトムシの幼虫用のマットと書いてあるものを使用してください。成虫用のマットは基本的に幼虫のエサにはならないと思ったほうがよく、成虫用のマットでは幼虫は育つことができずに死んでしまいます。

Q:クワガタムシがすぐに成虫になってしまいます。

A:飼育場所の気温が高いと孵化から2~3ヶ月後にサナギになってしまう場合があります。温度管理をして気温を低めに保つか、産卵させる時期を7月中旬頃以降にするとよい。7月上旬より早い時期に産卵させると、特にメスは高確率ですぐに成虫になってしまい、小さな成虫にしかなりません。

Q:カブトムシやクワガタムシの成虫があまりエサ(ゼリー)を食べていない。

A:マットが汚かったり劣化していてドロドロになっていると、エサ(ゼリー)を食べる量が減る傾向があります。逆にきれいだと増加傾向になるため、マットの状態の影響によるものかもしれません。また、カブトムシの場合はエサをよく食べるのは羽化後(活動開始後)1~1.5か月後くらいまでであることが多いため、時期的な問題である場合もあります。

繁殖に関する質問

Q:クワガタが産卵しません。

A:交尾をしていない,繁殖前の期間にエサ不足だった,気温が低いまたは高すぎる,マットの水分量が多すぎるまたは少なすぎる,クワガタのメスが朽木を気に入らなかった、といった可能性があります。また、産卵までに時間がかかる場合があるため、産卵しない場合でも産卵セットに入れてから1ヶ月程度は様子を見るようにします。

Q:交尾のためにクワガタのオスとメスを同居させると、オスがメスを攻撃してしまいます。

A:交尾させる個体は羽化後3~6ヶ月以上が経過してエサをたくさん食べている個体でなくてはなりません。これらを満たしていない個体の場合、交尾できる状態にはなっていないためオスがメスを攻撃してしまう場合があります。また、十分に交尾をしているメスは交尾を拒否するため、その結果としてオスがメスを攻撃する場合もあります。なお、同居直後はお互いをけん制しあって攻撃しあう場合がありますが、交尾をさせることができる基準を満たしている個体であれば数日は様子を見て改善されないようであれば別居させます。この場合、同居の際はオスの近くにメスを置くのではなく離れた場所に置くほうがよいでしょう。

Q:カブトムシが産卵しません。

A:メスが交尾していない可能性があります。オスとメスを同居させてしばらく経過している場合はまず間違いなく交尾しているため、このような場合で産卵しないのはケースが小さい,マットが乾燥しすぎているまたは湿りすぎている,マットの量が少ない,ケース内に入っているカブトムシの数が多すぎる,エサが足りていない、といったことが原因として考えられます。