スズムシの繁殖方法(産卵方法)を解説します。スズムシを繁殖(産卵)させるために必要なものや環境,注意点,卵の管理方法ついて解説します。
繁殖させるためにはまず交尾をさせる必要があります。メスには産卵管と呼ばれるものがお尻の先から生えているため、これがあるのがメス、無いのがオスとなります。オスとメスを同じケースに入れておけば、そのうち交尾します。
土を入れることができるケースに5cm程度の土を入れます。土はスズムシ用のマットや庭などの土で問題ありませんが、庭などの土は雑虫が入っている可能性があるため、加熱処理等をして殺菌殺虫を行います。土をケースに入れたら、霧吹きで適度に湿らせて交尾済みのメスを入れればよい。なお、初めからオスとメスを土を入れたケースで飼育し、そのまま飼育を継続するというのでも問題ありません。この場合だと、メスだけ産卵用ケースに移動させるということをしなくていいため、交尾をしていなくて産卵しなかったということにならないという利点があります。通常はこの方法でいいかと思います。
卵は翌年の春~春の終わり頃に孵化します。孵化までの間は、土が乾燥してきたら霧吹き等で湿らせます。なお、保管は暖房を使わない場所で、1日の温度変化の小さい場所がよい。1階で人があまり活動せず暖房を使わない場所が適しています。
孵化した幼虫の飼育方法については、スズムシの飼育方法の幼虫の飼育方法の項目をお読みください。