カメの飼育方法

概要

カメの飼育方法(飼い方)を解説します。カメを飼育するために必要なものや飼育環境,エサ,注意点ついて解説します。このページでは、クサガメ,イシガメ,ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の飼育を想定しています。

飼育方法

脱走防止のため、単独飼育をする場合は、カメの大きさの2倍程度の長さで高さはカメの大きさよりも高いケースを使います。複数飼育をする場合は、大きめのケースを使用し、高さはカメ2匹分よりも高いものがよい。なお、しっかりとフタができる場合は、高さは低くても問題ありません。

このケースにカメの体全体が水につかる程度の水を入れます。石やブロック等で陸を作ってもよい。この場合、陸の部分の上に乗って、脱走を試みる場合があるため、陸を作っている場合は、上記の必要な高さと陸の高さを合わせた高さにするなど高さに更に余裕を見るようにする必要があります。水深が深く、カメが常に泳ぐような環境であれば、陸を作って休憩できるようにしておいた方がよい。

直射日光が当たらず、暑くならない場所で飼育をします。また、1日の気温変化が小さい場所で飼育をします。室内で飼育すると紫外線が入らない影響なのか、病気になりやすかったりあまりエサを食べなかったりといったことがある場合があります。屋外の暑くならない日陰で飼育すると、調子よく育つようである。エサはカメ用の人工飼料の他に、ミミズなども食べます。1日数回、食べきる量を与えます。水が汚れてきたら水換えをします。なお、カメは定期的に飼育ケース内の水を飲んで水分補給をしているらしいが、水が汚れてくると飲まなくなるため、水は常にきれいにしておくことが好ましい。ろ過装置はなくても問題はありません。

冬季は水が凍らない環境であれば水は入れておいてよい。冬季はほとんどエサは食べないため、時々エサを与えて様子を見て、食べるようであれば数日に1回程度与え、食べないようであればしばらくの間は与えなくてもよい。