Q:飼育前から水槽を立ち上げなくて魚は死にませんか。
A:水槽に魚を入れる直前にカルキを抜いた水を水槽に入れて、そこに魚を入れていますが、このことが直接的と思われる原因で魚が死んだことはありません。ただし、水温が低い冬季は魚種によっては病気が発生する可能性があります。
Q:水を全て換えて魚が死にませんか。
A:水の全交換とろ過装置の掃除を同時にすることもよくありますが、それが直接的と思われる原因で魚が死んだことはありません。ただし、冬季(12月~3月上旬くらい)は魚種によっては全水換えを行うと病気が発生(主に水カビ病)して死亡する個体が出る場合があるため、全水換えではなく最大でも全体の5~7割程度を交換する部分水換えを行うことが好ましい。
Q:砂利や水草は必要ありませんか。
A:単に飼育することだけが目的であればなくても問題ありません。ただし、砂利を使用しない場合は水換えの頻度が高くなる可能性があります。
Q:屋外に置いている飼育ケースの水面が氷ってしまいましたが大丈夫ですか。
A:日本の淡水魚は丈夫であるため、水面付近のが数cm程度が氷ったくらいでは特に問題ありません。ただし、水の全体が氷ると死んでしまいます。
Q:魚が急にエサを食べなくなりました。
A:魚が急にエサを食べなくなった、または急に食べる量が減少した場合は、気温や室温の低下による水温の低下や水質の悪化などが考えられます。前者において気温や室温が上げれば食べるようになるものと思われます。後者においては水換えをすれば食べるようになります。なお、気温や室温の低下による水温の低下がなかったにもかかわらず急にエサを食べなくなったり急にエサを食べる量が減少した場合は、水質が悪化している可能性が高いため、できるだけ早急に水換えをするようにしてください。
Q:水槽の水換えを行ったら、魚が水面付近を泳ぐようになりました。
A:水換えに際に新しく入れた水の塩素(カルキ)が十分に抜けていない可能性が考えられます。ペットボトルのように口が狭い入れ物に水を入れて汲み置きをしている場合は、特に冬季は塩素(カルキ)が抜けるのに時間がかかるため、最低3~4日は汲み置きをした方がよい。また、魚種によって塩素(カルキ)に弱いものもいるため、特定の魚だけが水換え後に水面を泳ぐようになる場合があります。そのままにしておくと魚が死亡する場合もあるため、何かしらの対応はした方がよい。
Q:水換えの際の水温差はどれくらいまでなら大丈夫ですか。
A:平野部に生息し、水温30度程度までなら問題がない魚種の場合は、水換えの際に新しい水が体感で温かいと感じる場合や、水換え前の水と水換え後の水が体感で明らかに水温差がある場合は魚を入れてはいけません(少し水温差があるように感じる程度であれば問題ないことが多い)。特に、水換え前と比較して水換え後の水温の方が高い場合は危険である。