水作エイトやロカボーイを使っていると、ろ過フィルターが目詰まりしてろ過能力が低下してくる場合があります。ここで新品と交換をしてもいいですが、フィルターがあまり毛羽立っていないし目詰まりさえ解消できればまだまだ使えるのにという状況になった場合に、その目詰まりを解消する方法を解説します。
水作エイトのろ過フィルターが目詰まりすると、水を切ってもほとんど切れずに軽くなりません。目詰まりしていないフィルターであれば、洗った後に水を切るとかなり軽くなります。重さは新品とほぼ変わらないと感じるくらいです。それに比べて、目詰まりしたフィルターはずっしりした感じになります。これは、フィルターを目詰まりさせている細かいゴミが水を吸っているからだと考えられます。フィルターを洗って水を切っても軽くならないのであれば目詰まりしていると考えられます。また、フィルターの色も新品の時は白色だったのが茶色っぽくなります。なお、目詰まりしているとろ過能力が低下する場合があり、そのような場合には汚れが水中を浮遊して水が透明にならないといった状況になります。
ろ過フィルターの目詰まりを解消させる方法は、水の中にろ過フィルターをつけておくだけです。ただし、復活までには最低でも1ヶ月以上、一般的には1~数ヶ月の期間がかかります。その間は新品を使うか、以前に復活させたフィルターを使うしかありません。
復活させるのに適した時期は主に夏(5月下旬~10月中旬頃)となります。水を入れたケースにろ過フィルターを入れて、そのケースを屋外の日陰に置いておきます。すると徐々にフィルター内に詰まっていたゴミが水中へと出てきます。1週間に1回程度の頻度で水を交換します。夏期を中心に、このケース内にカ(蚊)が卵を産みボウフラやアカムシが発生する場合があります。このまま放置するとカ(蚊)の発生源にしかならないため、サナギになる頃には魚のエサなどにしてカ(蚊)が発生しないようにします。基本的には水を交換するタイミングでボウフラやアカムシを魚のエサにするなどして駆除すればよい。なお、ボウフラやアカムシは1~2週間程度で成虫になるようです。このサイクルを目詰まりが解消されるまで行います。水が切れるようになりフィルターの重さが軽くなれば目詰まりが解消されたと判断してよい。
冬は水温が低いため、復活までの期間はさらに長くなります。水の交換は1ヶ月に1~2回程度行います。また、ケースを置く場所は室内の薄暗い場所にします。屋外や明るい場所に置くと、水中に発生した藻類がフィルターに付着して緑色になってしまいます。また、これらの藻類が目詰まり解消の妨げになる可能性もあるため注意が必要です。基本的に冬季はこの作業を行わずに、比較的水温が高い5月下旬~10月中旬に行うようにするのがよいかと思います。
復活後のろ過フィルターには表面に汚れ等がついているため、水を強くかけるなどして汚れを取り除きます。汚れを取り除けば使用可能となります。たいていの場合は、復活前と比べてろ過フィルターの色が白くなっています。また、復活前と比べて水も切れるようになっています。